しなやかに 動かせる からだ

からだそだて

幼児期にまず必要なことは、よいからだを育てるこ とです。

ここで言うからだとは、ボディとしての身体 だけでなく、感覚や心を含めたからだです。

二本の足 でしっかり大地に立ち、歩き、走る。両方の手を自由 自在に使い、工夫して遊ぶ。

これは、人間の子どもと して健全に育つための必須条件です。

このような当た り前のことが、現代の私たちの生活では、当たり前で なくなってしまいました。

「手先の器用な子は頭がよい」

「足腰の強い子は意 欲的である」

などといわれます。

幼稚園の活動の中で も手や足を使う活動を見直し、

日常生活で手や足を使 う機会を積極的にとりあげています。

例えば、

・大工 道具を使っての工作。

・本物の包丁で野菜を切る。

・おだんご・パン・クッキー・うどん作りなど

春から秋は 園庭ではだしのことも多く、たたみぞうりも用いて足 の裏の感覚や足の指の発達を促しています。

手足は運動器官であると同時に、外界のあらゆるものを感じと る感覚器官でもあるからです。

素足は、水や砂や泥のピチャピチャ、サラサラ、ドロドロを微妙に感じとり、 その中で子ども達の感覚は育ち、情緒も安定してきます。

本当に賢い子どもを育てるのには、まず、からだ そだてから。

活発に動きまわる活動だけでなく、

静か な音に耳を澄ませ、静かに坐り、背筋をすっと伸ばして心を落ちつけるひとときも、

幼稚園生活の中 にあります。

からだそだて、この中に、身体だけでなく、心を育てること。本当の賢さを育てること が含まれています。