人との関わりの中で育つ 幼児期に、是非とも育てたい大切な能力は、人と関わる力です。幼稚園へ入る前の子どもたちは、家庭を中心にごく限られた人々の中で育ってきました。幼稚園に入園すると、急に世界が広がります。遊びの中で友だちを見つけ、遊ぶ中で友だちと力をあわせ、時にはケンカをし、子どもたちは育っていきます。先生の見守る安心感の中で、子ども同士が関わり合い、その中で自己主張をし、また相手の身になって考えることを学んでいくのです。 東江幼稚園では、1998年からたてわりクラスにしました。1クラスの中に5歳・4歳・3歳の子がいっしょに居ます。子どもは模倣の天才です。すこし大きい子の真似をすることで、自然に学んでいくことがたくさんあります。同じくらいの力を持った友だち同士で思いきりぶつかりあう手ごたえや、共感する喜びもありますし、自分より小さい子に接するという機会は、思いやりの心を育てる経験となります。異年齢・たてわり保育は、同年齢だけだと固定的になりがちな役割を幅広く広げてくれます。 自然から学ぶ 体験